いまここで会える自然

初心者向けの、街中で楽しめる植物観察会「まちの植物はともだち」を主宰しています。

砂粒のような種がぎっしり詰まっているヤブミョウガ

前回は、ぬばたまの黒い実(ヒオウギ)をご紹介しました。

 

imakokonoshizen.hatenadiary.jp

 

これを書きながら、黒い実といえばそろそろあれだな。と思いだし、早速近所を散策。

f:id:michi_kusa:20170915171717j:plain

▲あったあった。ヤブミョウガ

ミョウガの葉っぱに似ていて、藪に生えることからヤブミョウガ

 

これまた世間での認知度は低そうだけど、特に珍しい植物ではなく、近所の公園などで普通に見られます。

 

地味だけど、僕はこの植物が気に入っていて、こうして実の季節になるとよく目の端でヤブミョウガを探しています。

f:id:michi_kusa:20170915172024j:plain

▲これが、ヤブミョウガの黒い実。

f:id:michi_kusa:20170915172059j:plain

▲はじめは白いものが、だんだん黒くなるみたい。

f:id:michi_kusa:20170915172148j:plain

▲ちなみに、7月くらいに見るとこんな花が咲いています。

 

さて、地味丸出しのこの植物を僕がなぜ気に入っているのかというと、この実の中身に理由があります。

f:id:michi_kusa:20170915173312j:plain

ヤブミョウガの黒い実を一つ失敬して。

f:id:michi_kusa:20170915173353j:plain

▲中身を出してみてびっくり。砂粒みたいな種がたくさん!

f:id:michi_kusa:20170915173455j:plain

▲この実の中には、1ミリ程度の大きさの種が18個も入っていました。

f:id:michi_kusa:20170915174345j:plain

▲それにしてもこの形。種とは思えない造形です。

 

この種を見るのが楽しくて、毎年この時期になるとヤブミョウガを探してしまいます。

 

それにしても、あの小さな実のなかによくこんなにも多くの種が入っているもんだ。と、実の表面を慎重に剥いてみると

f:id:michi_kusa:20170915180629j:plain

▲なんと上手に種が収まってること!

 

そうか、なるほど。

f:id:michi_kusa:20170915180715j:plain

▲種には凹凸があって、どうも裏表があるみたいなんだけど、これはきっと小さい実の中で凹凸が重なり合ってコンパクトにまとまるためにこうなっているのだろう。

 

ヤブミョウガの種を見ると、自然は結構合理的に出来ているんだなぁということを感じます。

 

やっぱり面白い、ヤブミョウガ