いまここで会える自然

本や図鑑に載っていることが、本当にそうなっているのか確かめたい。

身近なクリの花を面白がってみる

両親が山梨県で果樹園をしているため、たまにお手伝いという名目で遊びに行きます。

 

自然豊かな場所での農作業はそれだけで気持ちが良いのだけど、じつは僕のお目当ては果樹園に咲く花々。

 

今回の目的はクリの雌花。もう咲く頃だろうな。どれどれ。

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▲と、クリの木を覗くといきなり見つかりました。クリの雌花!

 

ここで、あれ?と思った方のためにもう一枚。

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▲たぶんクリの花と聞いてイメージするのはこちらの垂れ下がった花の方。

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▲この時期、遠くから見ると白い花で木が覆われている様子をよく見ます。

 

じつはクリには2種類の花が咲くのですが、はじめに載せた変わった形の花は「雌花」で、2番目に載せた房状に垂れ下がる花は「雄花」。 

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▲これは房状の雄花のアップ。細長い雄しべがたくさんついているのが分かります。当然ですが、オスなのでこの花からはあのイガイガの実はなりません。

 

こちらの方ばかりが目立つので、ぼく結構長らく疑問だったんです。この房状の花からどうやってクリの実が出来るのだろうかと。

 

ところがある日、ついに見つけてしまいました。

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▲房状の雄花の根元に、小さく緑色をしたイガイガの雌花の存在を!(左端に注目)

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▲見つけた!お前だったのか!!

 

思わずクリの前で小躍り。夢中で写真を撮っていたら、待ち合わせをしていた友人から怒りの電話がかかってきたのを覚えています。ごめんね、でもあともう1枚…!

 

1度見つかればもうこっちのもの。

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▲ほら、ここでしょ。(右端)

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▲こっちにも!(左端)

 

ふむふむ、どうやら雌花の方が雄花よりも先に咲くらしいな(雌花の先にあるブツブツが雄花のつぼみ)。

 

なんてことまで分かってしまい、したり顔で農家の両親に「なぁなぁ、クリの花ってどんなんか知ってるか?」と自慢する始末。

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▲でも面白いですよね、この形。これがクリになるってんなら納得だ。

 

今年は、この雌花がクリの形に成長するまでの様子を記録に撮りたいなと思っているところ。

 

ところで、この時期になるとクリの花の花粉症に悩まされる方がいらっしゃいますが、クリの花は風媒花(風で花粉を飛ばして受粉をする方法)ではなく、虫媒花(花を訪れた虫が花粉を運んで受粉をする方法)なんだとか。

 

そう言われると確かに強い香りがするので、虫が多く寄り付きそう。

 

うぅむ。今度は雄花に潜り込む虫の写真も撮りに行かねば…。

 

なんてやってると、身近な場所で植物を見ているだけでなかなかに忙しくなってきます。あぁもうどこかに出かけてる暇もないわ。