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いまここで会える自然

本や図鑑に載っていることが、本当にそうなっているのか確かめたい。

ケヤキの芽吹き 春の謎解き

色々な植物が動き出す春は、ほんの少し目を離すと一気に夏の装いに衣替えしてしまうので、春を追う者にとっては大忙しの季節。

 

この一瞬を逃さぬよう、今日も引き続き芽吹きの様子をご紹介します。

 

冬の樹木観察をしているときに、「冬芽の中には、はっぱだけでなく、その年に成長するための茎も一緒に入っているんですよ」と説明するのですが、硬い冬芽の様子からは、その中身を想像することは難しく、なかなか伝わりにくいなとずっと思っていました。

 

ですが、この春に色々な芽吹きの様子を観察していて、むしろそれが分かりやすいのは寒い季節じゃなくて、暖かくなってきた今なんだと気が付きました。

 

この時期に、ケヤキの樹の枝を覗いてみるとほら!

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▲硬かった冬芽が緩んで、中から葉らしきものと茎らしきものが顔を覗かせています。

 

ならばと、冬芽から春の芽吹きの様子を順番に探してみると

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▲これが、ケヤキの冬芽が少し大きくなってきたところ。

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▲少しづつほころんできて

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▲だんだん伸びてきます。

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▲これくらいほころぶと、冬芽の中に葉と茎が一緒に入っていることがなんとなく分かってきて

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▲徐々に冬芽の中身が明らかになってきます。

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▲長いものはこれくらい伸びていました。

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▲最終的にはここまで。

これでようやく見慣れたケヤキの葉の様子になりました。(これはちょっと短いですね)

 

この一連の流れを見れば、一つの冬芽の中にその年に成長する葉と茎がそっくり入っていることが分かるでしょうか。

 

冬の間に、うーんこれは何だろうと思っていたことが、暖かくなって突然分かることがあるので、春って謎解きみたいで楽しいなと思います。

 

こうした様子も年に一度しか見ることが出来ないので、早くも来年の春が恋しくなってきているこの頃です。