いまここで会える自然

植物初心者でも、街中で楽しめる植物を紹介するブログ

キンモクセイの香りが切ない理由

通りを歩いていると、足元にオレンジ色のつぶつぶが落ちていました。 ▲なんだろうかと近寄れば、たくさんのキンモクセイの花。 あぁ今年ももう終わりかぁ。秋の訪れとともに咲き、冬の予感を漂わせながら散っていくキンモクセイ。 ▲数日前の花盛りの時。その…

カラスウリの実の中から出てくるものは

僕の中で勝手に決めている、面白い種子御三家というものがありまして、今年はその写真をちゃんと撮っておこうと決めておりました。 その1つ目がフウセンカズラ。 imakokonoshizen.hatenadiary.jp ハートの形をした種がとってもキュートです。 2つ目が昨日…

アオツヅラフジの中から出てくるアンモナイト

秋になったので、最近は果実や種を見るのを日々の楽しみにしています。場所は相変わらず近所ですけどね。 ▲今日はアオツヅラフジの実を発見! ▲しめしめ、この実面白いから好きなんだよな。 ▲こうして青い実を潰してみると、中から出てくるのはゼリー状の果…

葉見ず花見ずのヒガンバナ 葉っぱを探すならこの季節!

ちょっと季節外れじゃないか?と言われそうですが、この時期で大丈夫なんです。 ▲今日はヒガンバナのこと。夏の終わりを告げるとっても綺麗な花。 (これは9/14撮影。) ▲全開の花も良いけれど、つぼみが結構可愛らしい。 ▲この可愛いつぼみが一つずつ開いて…

フウセンカズラのハート型の種

自然を見ていて「いいなぁ」と思うのは季節の移り変わりを実感できるところ。 季節はすっかり秋になり、植物もそれに応じて様々なステージに移っています。中でもこれからの季節で注目なのは、やっぱり種!これは楽しみがいがありますよ。 ▲今日紹介したいの…

美しいミョウガの花と、つぼみのつくり。

▲いま、うちの庭でミョウガが花盛りです。 ▲秋ミョウガ取り放題の季節がやってきました。ミョウガは半日陰に植えておけば勝手に育つので楽ちんです。 ミョウガの美しい花をいち早く紹介したかったので、いきなり答えを出してしまいましたが、本当は「ミョウ…

ミズヒキの花とつぼみと若い果実 -植物を面白がるコツー

今日は、僕が推奨している「植物を一人で勝手に楽しむ方法」とはどういうものなのかという話を一つ。 ▲こういう花、見たことありますか? 細くて長い花穂に多数の赤い花がつく、「ミズヒキ」です。これも、この時期に近くでよく見る花の一つ。 僕が植物入門…

砂粒のような種がぎっしり詰まっているヤブミョウガ

前回は、ぬばたまの黒い実(ヒオウギ)をご紹介しました。 imakokonoshizen.hatenadiary.jp これを書きながら、黒い実といえばそろそろあれだな。と思いだし、早速近所を散策。 ▲あったあった。ヤブミョウガ! ミョウガの葉っぱに似ていて、藪に生えることか…

「ぬばたま」と呼ばれるヒオウギの実

この一つ前のブログで私的な事を書いてしまいましたが、気を取り直して植物の話を。これからも楽しく植物を見ていきたいと思っています。 さて、前回さらっとヒオウギの実の写真を出しました。 ▲この写真です。 「ヒオウギの実」と聞いて、「あっ、ヌバタマ…

世にも奇妙な冬虫夏草 カメムシタケとハチタケともう一種類

ついに見つけてしまいました。 3年前からあらゆる場所で探し続けていた日本の冬虫夏草。 ▲これです。林床で全く目立たないので、見つけるのに3年もかかってしまいました。 えっ?これを探していたの?と思う方もいらっしゃると思いますが、今回のブログは…

見た目も作戦も面白いサルスベリの花

先月くらいから、町を歩いているとよく見かける派手な花。 ▲主に街路樹や庭木として植えられています。 ▲こんな感じの花で ▲遠くに咲いていても、目立ちます。 この樹木の名前は、木の幹を見るとすぐに分かります。 ▲猿も滑りそうなくらいツルツルしているの…

カラスウリの夜の過ごし方

昨日は夕方から夜にかけて咲くオシロイバナを詳しく観察してみましたが、夜に咲く花と言えば、忘れちゃいけないのがこの植物。 ▲じゃん。一度見たら忘れられない夏の花!カラスウリです。 僕も感情に左右される一人の人間なので、数ある花の中でもついつい依…

意外と観察のしがいがあるオシロイバナの花

花の中には、どうしたものかちゃんと時間を分かっているものがあります。 ▲オシロイバナは、そんな花のうちのひとつ。 一般的によく知られた花ですが、時間を追って観察してみるとなかなかに観察しがいのある植物です。 早速ですが、順番に見て行きます。 (…

《番外編2》いまここで会えない自然 Ajuga lupulina

中国の植物をもう一つご紹介。 日本でも、いわゆる普通種とよばれるものが好きな僕(もちろん珍しいものに出会えたら興奮しますが)。 中国にいっても、ありふれた植物に心をつかまれていたりしています。 前回は、中国の中でもちょっと珍しい植物をご紹介し…

ヘクソカズラの隠れた腺毛は何のため?

中国から帰ってきたら、すっかりこの花の季節でした。 ▲どこでもよく見かけるヘクソカズラ。 ▲こういう花ね。 ▲最近少しずつ回数を増やしている地域での初心者向けの植物観察会で、ほとんど毎回行っているのが、この葉っぱの匂い嗅ぎ。 くっさーい!という反…

《番外編》いまここで会えない自然 saussurea medusa 雪蓮花

ちょっと所用があり、中国奥地のチベット族が暮らす青海省に行ってきました。 そこで発見!死ぬまでに見たかった花のひとつ、「雪蓮花」! ▲よく図鑑を見て憧れていましたが、今回ついに本物を見てしまいました。 ▲凄い見た目だ…。 ▲ちょこんと足をのせてい…

どこまでも造形が魅力的なタケニグサ

これまた家の近くを自転車で走っていると、視界の端に存在感のある植物が。 ▲振り返るとタケニグサでした。 とっても目立つので、いまとなってはこうして無意識でも気が付くほどなのに、おそろしいことにこの植物の名前を知るまでは、まるで気が付かなかった…

日本が誇る梅雨明けの花 ヤマユリ

日本の花と言うと、何故だかちょっと小さかったり地味だったりというイメージがありますが(僕は結構それが好きなのですが。つつましくて)、じつは中には「えっ!こんな花が日本に野生であるの!?」と驚くものもあります。 ▲おそらくヤマユリの花はその筆…

ツユクサの3種類の雄しべと、2種類の受粉の方法

お昼に公園で見つけたので、一枚パチリ。 ▲さぁこれはなんでしょう。 ▲正解は、小さい子でもよく知っているツユクサ・・・の「昼の姿」でした! ツユクサは早朝に咲き、昼にはしぼんでしまう儚い一日花。いまは忙しいから後で見ようなんて思っていると、いつ…

ホタルブクロのつぼみを突き破るトラマルハナバチ

今年も良い季節になったので、毎年恒例のホタル鑑賞へお出かけ。 そこで発見!ホタルではなくホタルブクロの花。 ▲この花の中にホタルを入れて遊んだことからホタルブクロ。 …とよく言われますが、実際に入れるのは無理なのでは?ともよく聞きます。 ホタル…

知っているようで知らないオオバコの話

知っていると思っている植物ほど、よく見てみると知らなかったことだらけ。 たとえば、「オオバコの花ってどーれだ?」と改めて聞かれたら、答えられるでしょうか? ▲正解は、これ! えっ?どれ?と思った方のためにさらに近付いてみます。 ▲このギザギザの…

パパイヤが野生化する沖縄県

昨日まで、沖縄県某所に出かけていました。 ところ変われば、目につく植物だって変わるもの。 ▲見事に成ったパパイヤの実。 東京ではスーパーで買わないと手に入らないフルーツですが、沖縄県では身近で見ることが出来ます。 ▲なにせ、畑から逃げ出したパパ…

初夏の幻のようなマタタビの葉っぱ

どうも僕は植物が本当に好きみたいで、何度同じものを見ても新鮮に驚くことが出来るという能力を持っています。 この時期ならこれ! ▲この白い葉っぱを見て、なんだこの白さは!と毎回驚くというのが僕の年中行事です。 さぁ、それでは一体この植物はなんで…

身近なクリの花を面白がってみる

両親が山梨県で果樹園をしているため、たまにお手伝いという名目で遊びに行きます。 自然豊かな場所での農作業はそれだけで気持ちが良いのだけど、じつは僕のお目当ては果樹園に咲く花々。 今回の目的はクリの雌花。もう咲く頃だろうな。どれどれ。 ▲と、ク…

三時に咲くから「サンジカ」、爆ぜるように開くので「ハゼラン」、まち針みたいで「マチバリソウ」。

植物は、名前も面白い。 たとえば、ハゼラン、ハナビグサ、サンジカ、ヨジカ、マチバリソウ。 この5つの名前は、じつは今まちなかで咲き始めた「1つ」の植物を指しています。 ▲それがこれ。「ハゼラン」です。 紫色の花弁に黄色の雄しべがとっても綺麗な花…

まちなかで宝探し ネジバナの季節がやってきた

6月を過ぎたころになると、いつもより念入りに通勤路をキョロキョロしはじめる僕。 そろそろだろ。そろそろ出てくるよな。 ▲ほら、出た!今年初お目見え! ということで今日は、何度見ても嬉しい気持ちになるラン科の「ネジバナ」の紹介です。 「ラン」とい…

光合成をしない不思議な植物 ギンリョウソウ

ブログを始めてから、まちなかや近くの公園でも見られる植物の紹介ばかり続いたので、たまには野山のことも書いてみようかしらと。 というのも、野山ではこの花が咲き始めたからです。 ▲いつ見ても凄い見た目のギンリョウソウ。漢字で書くと「銀竜草」、銀の…

キュウリのイボイボを見る

一週間前から決めていました。日曜日はこいつを見ようと。 ▲なんという美しさ! 一体全体これは何なのかというとー ▲庭ですくすく育つ、キュウリの若い果実の拡大写真でした! 黄色い花の付け根にのびる緑色の部分。ここをよく見てみると ▲こうして透明なト…

カラスノエンドウの種子から、変化を見ることの楽しさを思う

すっかり夏めいてきて、外で植物を見れば少し汗ばむ季節になりました。 春の忙しい時期が過ぎたので少しゆっくり出来るかしら…と思ったら大間違いなのが植物の世界。 なぜなら春に咲いていた花が、そろそろ実を結び種になる季節だからです。 ▲ということで今…

1センチの密林 玄関裏でゼニゴケを見る

家の玄関裏にアマゾンの密林を発見。 ▲高さ1センチ。ミニチュアのヤシの木にも見えます。 僕はコケのことは初心者ですが、このコケだけは分かります。 学生時代にしていた植木屋バイトで、人様のお庭でたくさん見ましたからね。 久しぶりだな。ゼニゴケよ!…